AKB48グループ&坂道グループ情報ブログ

10月よりAKB48グループの応援再開。[各グループ推しメン] AKB48→横山由依 SKE48→推し無し NMB48→小嶋花梨 HKT48→推し無し NGT48→荻野由佳 STU48→瀧野由美子 乃木坂46→与田祐希 日向坂46→佐々木美玲 櫻坂46→守屋麗奈

☆AKB48横山由依、過渡期のグループを牽引した真っ直ぐな思い 加入から卒業発表までを振り返る☆

こんばんわ


 AKB48横山由依が9月12日、2021年12月をもってグループから卒業することを発表した。2009年9月に第6回研究生(9期生)オーディションに合格し、2015年12月には高橋みなみからバトンを受け継ぐ形でAKB48の2代目総監督に就任するなど、AKB48を牽引したレジェンドメンバーのひとりとあって、ファンからは卒業を惜しむ声や感謝の言葉が相次いだ。

 「ゆいはん」の愛称で知られる横山は、総監督を3年4カ月にわたってつとめただけではなく、2013年にはチームAのキャプテン、2014年には異動先のチームKのキャプテンを任されるなど、常にリーダー的なポジションに抜擢され続けてきた。運営、メンバーからの信頼が厚い一方で、ファンの間では天然キャラとしても親しまれてきた。今回はそんな横山の魅力的な人柄について触れていきたい。

■初ランクインの『総選挙』では号泣&震えで立っていられず…

 京都出身らしく、おっとりした雰囲気を漂わせている横山。だが喋りや態度に関しては誰よりもストレートなところがあり、感情も全面に押し出す。包み隠さないところが彼女の良さである。なかでも2011年の『総選挙』で初ランクインを果たしたときのスピーチは語り草だ。19位で名前を読み上げられた横山は号泣し、フラフラになって立っていられないような状態に陥った。司会の徳光和夫に支えられながら、「19位という順位にふさわしい人になれるように頑張ります」と絞り出すのがやっと。スタッフに抱えられてステージを降りるほどだった。

 翌年以降も『総選挙』のスピーチの場では涙、体の震えを見せていた横山。しかし2014年は「自分でも笑っちゃうくらいに震えが止まらない」としながらも、「でも今年は、涙は止まりました。徳光さん、私もちょっとは成長できましたか?」と3年前の出来事をあえて持ち出した内容で笑わせた。格好をつけず、どこか泥臭さがある。『総選挙』での横山由依のスピーチを追うとその人間性の一片がつかめる。

 2012年7月から2020年12月まで放送された関西テレビ横山由依AKB48)がはんなり巡る 京都・いろどり日記』も、彼女の素直さが味わえた番組だった。この旅番組では、京都の伝統文化を紹介する横山が、着飾ることなく自然体でロケをおこなっていた。そのなかでポロっとこぼす言葉や表情の数々が注目だった。

 関西テレビYouTubeチャンネル「カンテレchannel」では、アーカイブとして現在もオフカットが多数掲載されている。2016年4月16日更新「ロケ映像#26」では、引いたおみくじに「金運 義理でのお金の貸し借りは禁物です」と書いてあり、大きく口を開けて笑顔を見せた後「ちょっとジワりますよね……」とボソッと一言。撮影スタッフもそのコメントに声を出して笑っていた。また、2014年8月21日更新「ロケ映像#14」で舞妓さんに変身した際には、「普段は綺麗と言ってもらうことがない。そういうキャラじゃないから言ってもらえない」とはっきりした口調でグチる一幕も。肩の力を抜いて進行する同番組だが、そのなかでも言いたいことはズバっと口にする。これが横山由依らしさである。

言語学者が横山のスピーチを絶賛「行儀よくしゃべる言葉よりも響く」

 横山の、おもしろくも危なっかしいコメント力を絶賛するのが言語学者金田一秀穂だ。書籍『涙は句読点 普通の女の子たちが国民的アイドルになるまで AKB48公式10年史』(2016年/日刊スポーツ新聞社)で金田一は、横山の総選挙でのスピーチについて「自分の言葉を使っている感じがしました。出来合いの言葉というより、考えて、考えて出した言葉でしたね。感情を思いのままに出していて、はっきり言ってグダグダです(笑い)。でもかわいげがあるんですよね。お行儀よくしゃべる言葉よりも、響いてきました」と評価した。

 金田一が「感情の垂れ流し」と称した横山のスピーチだが、そこに彼女ならではの天然さがまじわったとき、良い意味での混乱が生まれる。2016年3月27日、横浜スタジアムでひらかれた高橋みなみの卒業公演で、横山は「これからAKB48の第2章が始まる」と力強く言い放った。しかし、2012年に前田敦子、2014年に大島優子が卒業し、またグループ初期のメンバーの多くもすでに羽ばたき、新時代を担う面々が続出しているなかでのこの発言に、メンバーとファンはびっくり。ドキュメンタリー映画『存在する理由 DOCUMENTARY of AKB48』(2016年)では、横山のこのコメントを聞いて「え、これまではまだ第1章だったの?」「もう何章目かに来ていると思ったのに」など苦笑いを浮かべるメンバーの姿があった。しかし横山の迷スピーチは、高橋が不在となる不安を吹き飛ばすものだった。ビシッと決めるところで、ちょっぴり隙が見えてしまうところがチャーミングでもある。

■総監督として葛藤した3年4カ月「もどかしかった」

 抜けているところもある横山だが、それでもやはり責任感は人一倍。自分で自分を追い詰めてしまうような場面もあった。横山はどちらかというと、いろんなものひとりでを背負いこんでしまうタイプではないだろうか。

 高橋みなみから次期総監督に指名された後の2015年の『総選挙』では、20位という結果を前に「情けない」と自分への失望を躊躇なく口にした。さらに翌年のスピーチでは「私にはたかみな(高橋みなみ)さんのようなカリスマ性はない。総監督にふさわしくないという声も聞こえてきた」と渦巻く葛藤を語り、「頼りないかもしれませんが、指名されたことを誰にも後悔させないようにメンバーと歩んでいきたい」と切実な思いを吐き出した。

 2019年5月3日にオンエアされた『アナザースカイII』(日本テレビ系)に、指原莉乃とともに出演した横山の言葉が印象に残っている。総監督在任の期間中の目標としていた東京ドーム公演が叶わず、『総選挙』では姉妹グループのメンバーに上位を占められた。世代交代が迫られるなど、過渡期を迎えたグループを引っ張るのは難しさがあったはず。番組で横山は「頑張っている子たちに輝いてほしいからこそ、このままじゃダメなんじゃないかという気持ちがあった。私の立場から言えることは動いてやっていったけど、なかなかうまくいかず、もどかしかったり悩んだりした」と語っていた。ずっともがき苦しみ、闘っていた横山を、指原は「選ばれた人にしかできないこと。尊敬する」とその頑張りを称賛した。

 同番組で、将来について「歌える女優になりたい」と語っていた横山。そして「ズルをせずに真っ直ぐに生きたい」とも話した。感情を押さえつけずに真っ直ぐな気持ちで活動した12年は、「女優になりたい」という夢を持つ横山の今後の活動の大きな糧になるはずだ。



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